世界中どこにいても、
太陽は昇って沈んでいく。
それは、もちろん日本にいても同じだ。
自分が日本で生活している時は、
朝日が上がってから目が覚めて、
夕日が沈む頃は仕事中だったり、
誰の頭上にもやってくる絶景なのに、
毎日毎日見逃していることがほとんどだった。
この写真は、
カンボジア・シュムリアップから、
数キロ離れた小さな村にある小高い丘の上で見た景色。
宿からの道中も、
牛や羊を連れた男や、
一日を遊び終えた子供達が家路へと帰っていく、
母親が夕食を用意してくれているのだろう。
その表情はどこか充実感に満ち溢れているように見えた。
そんな風景が僕の目の前を通り過ぎていく。
そして、
大地に沈んでいく太陽。
ただ座って時間が経つのを忘れて眺めていた。
言い方を変えるなら、
他に何もいらなかったんだろう。
「毎日こんな夕日を見れる現地の人は幸せだな」
と思ったが、、、
どこにいても太陽は昇って沈んでいく。
都会ならビルの間に沈んでいく夕日、
海なら水平線に沈んでいく開放的な夕日、
山なら柔らかな山々に包まれるような夕日、
それぞれの表情があって、
それぞれが美しい。
朝日を見ながら一日を始めて、
夕日を見ながら一日を終わらせれたら、
どれだけ一日が素晴らしいと感じれるのだろうと。
実際のところ、難しいかもしれない。
でも、できるだけよういった時間を作る努力をしていきたい。
もともと人間は、
そんなにたくさんのものがなくても幸せを感じれる生き物なのかもしれない。
そして、大切なのは、
目の前の景色ではなく、
その景色を見る自分の心だと教えてもらった瞬間だった。
人が眠りについている、都会の朝焼けも
また素晴らしく美しいはずだ。
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