#6 ロングハイキングとは、、

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ロングハイキングとは、、、

 

 

ここ数日、

体も慣れてきて、

雨でもそこまで辛くなくて、

また雨かーぐらいの感覚。

 

 

毎日いいペースで歩けるようになってきた。

 

 

 

体が慣れてくると、

次に心が試される。

 

 

 

 

 

そして、

歩き始めて、1ヶ月がたって今思う事は、、、

 

 

 

「ロングハイキングってなんなのか?」

 

 

 

旅なのか、

冒険なのか、

スポーツなのか、

娯楽なのか、

 

そんな事を考える毎日、

 

 

アパラチアントレイルの事を言えば、、、

 

 

ジョージア州からメイン州までの3500kmの道。

 

雨が多くて、

景色もあまり見れなくて、

熊とよく出会って、

ダニとの格闘があって、

毎日上りと下りを繰り返す。

 

 

わざわざ、時間とお金をかけてなぜ歩くのか?

 

 

そんな疑問がふつふつと湧いてくる。

 

 

 

 

 

誰も雨の中歩きたいなんて思ってないはず。

 

 

 

追いつくハイカー、

追い越していくハイカー、

 

そんな彼らの後ろ姿を見ながら、そんな事を考えていたセクション。

 

 

基本的に荷物は湿り、

靴は常にドロドロ、

雨を含んだ15kg前後の荷物、

 

辛い表情のハイカーが多い。

 

 

 

ここからは自分の考えではあるが、、、

 

 

これは冒険なのか?

 

 

 

 

違うと思う。

 

誰もが出来ない事でもない。

正直、僕は山の経験は0に等しい。

 

経験がほぼなくても歩けてしまう。

 

 

アプリで、

現在地も確認できて、

高低差も確認できて、

 

ただその道を辿る。

 

疲れたら、街に降りて好きなだけ休むこともできる。

 

冒険と言うと大げさな気もする。

 

 

 

 

これは旅なのか?

 

 

 

 

それも少し違う気がする。

 

 

旅とは好きな場所に、好きなタイミングでいく事ができて、毎日新しいものに触れ、突然起こる出来事に翻弄されていくもの。

 

それが、僕の思う旅。

 

 

 

 

 

新しいものに触れてるのには違いないとは思うが、見えている景色はほぼ同じ。

 

次の一歩が、上りか下りかということぐらい。

 

それに、ハイカー全員が同じ道を辿る。

 

言い方を変えると、敷かれたレールの上をひたすら歩くだけ。

 

 

 

旅とも違うような気もする。

 

 

 

これはスポーツなのか?

 

 

 

体を動かす面だけで言えば、スポーツなのかもしれない。

 

ただスポーツとは、その先に勝ち負けが存在する様な気がする。

 

でも、ハイキングに早い遅い、勝ち負けは存在しない。

 

なんなら、ゆっくり歩いた方が沢山の出会いがあっていいような気もする。

 

スポーツではない。

 

 

 

 

 

これは娯楽なのか?

 

娯楽と聞けば、、、

楽しいもの、

プライベートで自分の好きなことをやる。

 

絵を描く、

音楽を聴く、

本を読む、

囲碁将棋、

 

これが一番近い気はする。

 

ただ、、、娯楽と言われると、長すぎて辛い。

 

そんな印象を持ってしまう。

 

 

 

 

 

 

 

もしかすると、ロングハイキングはなんのジャンルにも属さないのかもしれない。

 

ロングハイキングはロングハイキングでしかない。

 

 

ハイカー達はもちろん景色を楽しみにしている。

 

 

 

かといって、それがゴールではない。

どれだけいい景色でも、トレイルから大きくはずれるなら行かないことが多い。

 

景色はただの通過点に過ぎない。

 

山の山頂に着いたとしても、歩みを止めることなく再び山を下っていく。

 

 

常に頭の中は、街に降りた時の食事と宿の事でいっぱいだろう。

 

自分自身も、食事の事を考えることが多い。

 

街に降りてやりたい事。

 

これがロングハイカーの一般的な思考だと思う。

 

ピザが食べたい、

バーガーが食べたい、

急登を登るのは辛い、

ベッドで寝たい、

ビールが飲みたい、

 

それでも、殆どのハイカーは途中でやめようなんて事は考えてはいない!

 

ハイキングをやめてしまえば、ベッドで寝て毎朝朝食を食べて、シャワーを浴びる事なんて山ほどできるのに、、、

 

 

 

何を目的に歩いているのだろう。

 

 

 

 

 

恐らく、その答えは歩ききったハイカーにしか味わえない、

 

想像を超える壮大なものなのだと思う。

 

 

 

 

 

 

ここ数日同じペースで歩くハイカーが2人。

 

ピーチーズとブレイク。

 

一緒に宿を取り、

ピザをほうばり、

ビールを流し込み、

シャワーを浴び、

食料を買いに行く、

 

 

そして、トレイルに戻ると、

歩いて、

食べて、

寝る、

 

ただそれだけ。

 

 

 

 

 

そんなシンプルな毎日を準備する、荷物が散乱した部屋の一室がなぜか、とても泥臭くワクワクしてしまう。

 

 

 

どうやら、ロングハイキングはロングハイキングでしかないみたいだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

出発してから34日目。

1166kmを歩き終え、アパラチアントレイルの1/3が終わろうとしている。

 

 

 

 

 

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