CDT EP3 歳を重ねる

 

 

ハエにまとわりつかれ

蚊の襲撃にあい

雨に降られて

汗だくで山を登って

水がなかなかとれなくて

おじさんに水をもらって

最高のロケーションでテントを設営して

太陽が山に沈んで

空はオレンジ色に包まれ

近くで牛が泣き

両足からは生ゴミのような香り

そして、僕は目を閉じた

 

 

 

 

 

 

これが30歳を迎えた僕の一日の出来事。

 

 

 

 

 

 

 

誕生日が夏休み中ということもあって、

 

幼い時は学校で、

「誕生日おめでとーー!」

と言われてる友達が少しだけ羨ましかった。

 

 

2019728

この日で30回目の誕生日を迎えた。

 

 

ここまで育ててくれた両親には、

どんな言葉を並べても伝えきれない感謝の気持ちでいっぱいだ。

お父さん、

お母さん、

ほんまにありがとう!!

 

 

 

 

 

大学を出て、

就職をし、

ある程度の貯金をして、

たまにいいものを食べて、

たまに旅行に行って、

少し高い時計を身につけて、

愛する人と巡り会って、

結婚して、

子供ができて、、、

 

みたいな人生は僕には用意されていなかったらしい。

 

というより、

その選択をしなかったと言った方が妥当かもしれない。

 

 

 

 

 

 

 

僕は23歳で仕事を辞め、

自転車にまたがって日本各地を見て回った。

 

「若い内に好きなこといっぱいやっとき!」

 

と旅で出会う人からはそう言われ続けてきたが、どうやらそろそろそうは言われない年齢になってきたらしい。

 

 

 

 

 

 

「若い内に好きなこといっぱいやっとき!」

と言われてきた言葉は、

「これからどうすんの?」

と姿を変え僕の前に登場する事が多くなった。

 

 

中には、

「まだまだこれからやでーー!」

と言ってくれる人が居てるのは本当に助かっている。

 

 

 

 

 

 

年齢の事を言われると、

「まぁただの数字やしな!」

と心の中で唱えるようにしている。

 

 

 

 

 

 

 

中学にあがった頃から、

人見知りが加速し、

多くを語らず、

大多数の人と関わる事を避けていた。

 

そして、歳を重ねるのも凄い嫌だった。

 

ずっと高校生でいたいと本気で思って願っていたけど、現実はそうはいかない。

 

 

車の教習所での教官との2人きりの空間、

就職活動での面接、

職場での人間関係、

 

これから自分の全く知らない人達と関わらないといけない未来を考えては、ますます歳を重ねる事に嫌悪感を感じていた。

 

 

 

そんな事を思っていた10年前の自分。

 

 

 

今やその正反対のような行動をしている。

沢山の人と出会い、

沢山の気づきをもらい、

沢山の愛情をもらって、

その全ての出会いに感謝している。

 

 

 

 

 

たった10年で人はここまで考え方が変わるんだな。っと自分で勝手に実感している。

 

 

そんな気持ちにさせてくれた原因は、

「カッコイイ大人」

に沢山出会えたからだと思う。

 

 

 

 

何歳になっても愚痴など一つも漏らさず、

今と未来を見つめて生きている、

 

「子供心を宿した大人」

 

僕もそんな歳の重ね方をしたいと、思わせてくれる人が沢山いる。

 

 

 

 

 

そう考えると20代は若いと言うしかないと思う。

 

 

 

 

 

 

そう思うようになってから、30代が待ち遠しくなりだしたわけだ。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そして、20代を生きてきて思う事がある。

 

歳を重ねると言うことは、

後退ではなく、

前進でしかない、

ということ。

 

 

簡単に言うと、

できる事がどんどん広がるような感覚。

 

 

子供の成長は早いというが、大人の成長だって強烈なものがあるんじゃないかな。

 

 

大人が本気になれば、

子供の成長が遅く感じるほど成長できるはず。

 

 

 

 

 

 

日本語しか話せなかった友達が、ここ5年の間でスペイン語と英語を獲得して、今やメキシコの学校に通っている。

 

 

子供とサッカーをするのが好きだった後輩が、バルセロナでサッカーの指導を学び、今ではJリーグのチームのコーチをしている。

 

 

自転車で旅をした友達が、今ではカメラマンになり、

 

 

ヒマラヤを一緒に歩いた友達は、飲食店を経営して、

 

 

そして、3年間で地球の直径に値する距離を歩けそうな僕がいる。

 

 

 

 

 

 

 

子供にはそう簡単に出来ることではない。

 

もちろん子供にできて、大人にできない事もある。

子供の無邪気で貪欲な部分は大人が忘れてしまったものかもしれない。

 

 

 

 

でも、子供を経験して大人になっていく。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

長々と書いたけど、

 

まとめると、

歳を重ねる事は可能性を広げていく事

だという結論。

あぁ今日もいい一日だった。

 

 

 

 

 

 

世の中は元号が平成から令和となり、

僕はどんな30代を生きるのだろう。

 

 

 

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