#8 エンジェル

 

 

 

この記事はいつか必ず書こうと思ってた。

 

 

エンジェルについて、、、

 

 

 

 

シェアナンドア国立公園に入ったある日の出来事。

 

このセクションは、ドライブウェイに沿って歩いていくので、

 

日帰りのハイカー、
キャンパー、
ライダー、

 

などなど、沢山の人と顔を合わしていた。

 

 

 

 

トレイルのすぐ横に有料のキャンプ場がいくつもあり、

そこから数時間歩けば眺めのいい場所まで行ける。

 

 

 

 

すると、

 

 

そんなキャンプ場の近くを通ると、、、

 

 

TRAIL MAGIC
SAT 6-23

 

 

と書かれた張り紙が!

 

 

 

 

 

 

「今日何日だ?」

 

 

 

 

 

 

 

もちろん、6月23日の土曜日。

 

 

「Magicやってるやん!!!」

 

 

とテンションを上げてキャンプ場へ向かうと、、

 

Angelが僕を迎えてくれた!

 

 

 

他にハイカーはいてなくて、僕一人。

 

 

 

テントにも緑の張り紙。

 

 

 

よく読むと、、、

「18〜dinner」

の文字。

 

 

現在14時。

 

 

 

 

流石にそれまで待てないなと思い、

 

「ちょっと休憩していいかな?」

 

と言って荷物をおろす。

 

 

 

 

 

18時から晩飯やけど、コーラ冷やしといたよ!スナックもあるし!

と声をかけてくれる。

 

 

 

 

暑い日のサプライズコーラは、体全身に染み渡る。

 

 

 

本当にありがたい。

 

 

 

 

 

 

他のハイカーがいないのは、ついさっき買い出しから帰ってきたばかりだったからのようだ。

 

「なに作るのー?」

と聞くと、

「ライスとパスタかな!」

車から大量のお米とパスタ。

何人前のつもりで用意しているのだろう。

 

 

 

 

「今日は全然ハイカーが通らないんだよ。なんでだ?」

 

 

そんな質問が飛んできた。

 

 

 

 

 

 

恐らく、ここ数日天候が不安定なのもあってキャンプ場に立ち寄るハイカーがいないのと、

 

この時期はスルーハイカーのピークが去っている事を彼に伝えると、

 

 

なるほどね。
まぁいいや!

 

 

そして、日本に関心を持っているようで、話題は日本のことに。

文化やら、
礼儀やら、
食やら、

 

ありがとうございます。
と、
どういたしまして。

 

を連発している笑

 

 

 

 

コーラを一気に飲み干した僕は、もう一本欲しくてたまらない。

でも、他のハイカーの分もあるだろうし、、、

angelの話を聞きながらそんな事を考えていると、、、

 

 

 

 

「コーラ一本だけでいいのか?」

 

まさに天使の一言。

 

 

 

喜んで2本目を頂く事に。

 

 

 

30分程休ませてもらって、
お礼をしてトレイルへ戻った。

 

 

 

 

 

 

僕と話が終わったangelは18時のdinnerの準備に取り掛かる。

 

 

 

 

 

彼は年に一回このキャンプ場でMagicをしているらしい。

 

 

誰が来るかわからない、

何人来るかわからない、

雨が降るかもしれない、

食料が余るかもしれない、

angelはそんな事気にしていないのだろう。

 

 

 

 

 

何人来ようが、お腹を空かせたハイカーに食事を振る舞い、会話を楽しむ事が彼の幸せなんだと思う。

 

それをもらったハイカーはもちろん幸せだが、、、

 

 

 

一番幸福なのはangel本人なのかもしれない。

 

 

 

 

 

 

誰が何人来るかわからないdinnerの用意を、汗をかきながら準備するangelはアメリカのロングトレイルの文化でなくてはならないものだと思う。

 

 

彼らから、沢山の愛情と優しさをもらってまた続きを歩かせてもらう。

 

 

いつか自分も人に何かを与えれるような事をしていきたい。

 

 

 

 

 

 

 

あの夜のあのキャンプサイトは賑わっていたのだろうか。

 

そんな日の夕暮れはいつも以上に美しかったような気がする。

 

 

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