#10 自然と人と

 

前回、心と体って事で記事を書いたけど、、

 

 

その人と自然の関係で書きたいことがある。

 

今日はそんな記事。

 

 

 

 

 

 

 

ジョージア州から歩き始めて、60日が過ぎようとしているある日。

 

ペンシルベニアからニュージャージーに歩みを進める。

 

 

 

高低差はまだフラットな事が多いけど、景色は徐々に変化をみせる。

 

 

北上するにつれて、水辺が増えてくるような気がする。

 

去年のPCTもそうだった。

 

稜線を歩く両脇に川と湖。

 

 

そして、頬を撫でる心地いい風。

 

 

 

 

 

すると、、、

 

いきなり出てくる人工物。

 

映画に出てきそうないい具合にさびれた鉄塔。

 

 

 

これは、ファイヤータワーってみんな読んでる、見張り台みたいなもの。

 

 

ちょっと休憩するか!

 

 

と荷物を降ろそうとすると、上空から人の声が!

 

 

 

 

 

「こっち景色いいから上がってこいよー!」

 

 

せっかくだし、

 

と思い荷物を降ろして階段を上っておじさんの待つ見張り台へ!

 

 

 

恰幅のいいおじさんが、素敵な笑顔で迎えてくれた。

 

もちろん景色は抜群!!

 

 

山火事のチェックをしているんだろうなーとは思っていたけど、、、

 

挨拶がわりではないけど、

「ここでなにしてるの?」

 

 

と月並みな質問をしてみた。

 

「山火事の観測だよ!」

 

 

 

それは分かっていたが、どうやって観測してそのデータをどうしてるのか?

 

なんて事は何一つ知らないから教えてもらう事に。

 

 

 

 

 

どうやら、

ある程度の間隔で山の頂上に観測棟が立ってて、

 

山火事を見つけたら、

それぞれの観測棟から煙が上がってる角度を連絡しあって、場所の特定をするらしい、

 

 

 

今やGPSとかですぐ見つかりそうなものだが、今でもアナログな方法で場所のとくていをしている。

 

地図に糸を当てて、

それを他の情報と重ねて、

 

 

 

実は、昨日も煙は上がっていたらしい。

 

アパラチアントレイルには掛かってないから心配ないらしい。

 

 

 

 

 

 

雨の多いアパラチアのエリアで山火事が起きる理由は、大半が人間らしい。

 

焚き火の不始末、

タバコ、

 

その瞬間は火を上げてなくても、地面に熱がたまってなにかのきっかけで火事が起きる。

 

 

 

 

 

 

 

同じ人間が自然に関わっている。

 

 

美しいトレイルには、沢山の人が癒しを求めてやってくる。

 

そして、人が立ち入るエリアにはゴミが落ちる。

 

まるで、小さな巨人の足跡のように。

 

 

 

この観測棟にいるボブは日中はほぼここにいてるらしい。

そして、火事が起きるとここに泊まり込んで観測をしてくれている。

 

 

自然を守るなんて事は、僕には出来ないと思った瞬間。

 

僕が歩いてきた2000kmの間で、自然を汚していないとは言い切れない。

 

 

もしかしたら、ゴミを落としているかもしれない、

 

もしかしたら、沢山の虫を踏み殺しているかもしれない、

 

もしかしたら、今にも芽を出す植物を踏みつぶしたかもしれない、

 

 

 

自然に一番いい事は、人間が足を踏み入れない事。

 

自然は自分たちの力で再生する。

長い長い年月をかけて。

 

 

とは言っても、自然に触れる事も人には必要不可欠なものだと思っている。

 

 

大切なのは、respectだと思う!

 

 

 

自然をrespectする気持ちを持つ事が、自然を守る小さな一歩だと思う。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

そんな事を考えて、観測棟を降りると、、、

 

 

棟の下では山のレンジャーがハイカーが置いていったゴミを拾ってくれていた。

 

 

 

 

 

 

 

今まで以上に、

ゴミを絶対トレイルに残さないと強く思った瞬間。

 

 

ハイカーが山に残していいものは、足跡以外何もない。

 

 

 

 

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