1/10000000を引いた男

 

 

 

 

 

 

「頑張らないことを頑張る。」

 

 

なんとも不思議な言葉。

 

 

 

 

高校生の前で堂々とそんな話をしようとしてる友達がおるからその真意を知ってほしいんよね。

 

 

 

 

名前は、佐野義尚(32歳)

 

出会いは青森の「ねぶた祭り」

 

僕がチャリンコで日本をめぐってる時に、お祭りに参加したんやけど、、、

その次の年から一緒にテント張ってワイワイする「ネバーランド」っていう怪しい村の自称村長。

 

※メガネの男性な!

 

 

キャンプ中はええ顔で笑う感じのいい兄ちゃん。

 

ってぐらいの印象で、、、

 

初対面やけど、一緒にふざけれる人やったんよな。

 

 

 

 

 

 

 

ほんで、佐野さんが着替えてる時に、胸にすげー傷があってん。

 

 

 

 

「佐野さん!その傷誰かにやられたんすか?笑」

 

ぐらいのノリで傷のことについて聞いてん。

 

 

 

 

「きよちゃんに言ってなかったね、、、俺、ガンやってん。」

 

 

 

 

 

「俺ガンやってん。」

 

 

 

 

 

その言葉に、僕があまりにも軽率な聞き方したことに後悔してん。

 

 

 

 

彼は20歳でステージ4の末期ガン。

しかも、稀なケースやったから当時は1/100000000の確率やったらしい。

 

 

僕が出会ったのは彼が28歳ぐらいの時やったから、

 

治ってよかったな〜

 

って思ってたんやけど、、、

 

 

 

 

 

後々聞いたら、

 

「ガンとの戦いはまだ終わってなかったらしい。」

 

 

通常、よくあるガンの場合、

治療後5年間再発せんかったら完治って言われるらしいけど、

稀なケースやったから10年間様子を見るってことになったらしい。

 

僕が出会った時もいつ再発するかわからん恐怖に押しつぶされそうになってたんやって。

 

 

 

もし、今自分が病院いって、

「これから10年間は毎年検査します。」

そんなこと言われたらどうなるんやろ?

 

 

しかも、それが生きるか死ぬかの話。

 

気狂いそうなるわな。

 

 

 

 

 

ちょっと体調悪くなったり、、、

風邪がなかなか治らへんかったり、、、

 

そんな些細なことで、「再発してるんちゃうか?」

 

って思うぐらい不安定になるんやって。

 

 

 

1年に一回の再検査の前の夜は、毎回不安で寝れへんかったらしい。

 

 

 

 

 

 

 

その時、ちらっと話してたことがあるんやけど、

 

「俺がもし30まで生きれたら、今難病を抱える子供達とか元気ない人に伝えたいんよ。」

 

って言ってはった。

 

 

 

 

 

ほんで、今彼は32歳。

 

30歳まで生きれてるねん。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんで、2016年3月。結婚。

 

 

名古屋の人やから結婚式の2次回でも、かなり豪華な会。

 

ネバーランドの住人も招待されたけど、、、

 

着なれへんスーツ姿で、みんなちょっとソワソワしてた気がする。

(私服の人もおったけどな、、、笑)

 

※梅干し嫌いっていってたから持って行ってあげた。

 

 

 

 

 

その式の最後に新郎から新婦への挨拶で、

 

「こんなタイミングで言うのはふさわしくないとわかっていますが。私は多分、一般的な人より早く亡くなる確率が高いです。そんな時はみほをお願いします!」

 

 

 

この二人が結婚を決めた心境は凄まじいものがあるんやと思う。

 

彼は抗がん剤治療をしたから子供ができない。

 

子供を産まない人生を選んだみほちゃんも凄すぎる。

 

 

二人の関係は絶対崩れへんやろな。

 

 

 

 

 

 

 

 

ほんで、最近大阪に遊びに着てくれてん!

 

奥さんと一緒に。

 

 

奥さんも結婚する前からねぶた来てたからお友達!

※後ろのは宿のオーナーいなさんな!

 

 

 

 

 

 

 

大阪に着てくれたのは、

ただ遊びに来たんじゃなくて、、、

 

「俺がもし30まで生きれたら、今難病を抱える子供達とか元気ない人に伝えたいんよ。」

 

って3年前に言ってたのがきっかけで、なんかできることないかな?

ってとこから、、、

 

僕が去年から話しさせてもらってる母校の「命の授業」の講師をしてもらうことになってん。

 

 

 

とは言っても、、、

僕はその学校の卒業生やったから先生から声かけてもらって話せてるけど、

外部の人やと、、、

やっぱり、そこそこの活動経歴がないとあかん。

 

 

ダメ元で担当の先生に紹介してん!

 

「僕の知り合いでこの授業に最適な人がいます。無理を承知で紹介します。検討お願いします。」

 

的な感じで。

 

 

なんと、、、答えは「OK」

ほんと感謝しかない。

 

 

 

佐野さんも一人で人前で話すのは今回が初めてやから、

 

「練習しようぜ!」

 

ってことで、宿の地下に友達呼んで一通り話してもらってん。

 

※みんな来てくれてありがとうね!!

 

 

ガンやったってことは知ってたけど、、、

ちゃんと詳しく話し聞くのはこれが初めてやったんよ。

 

ガンが見つかるまで、

ガンが見つかってから、

抗がん剤治療の闘病中、

手術後の30歳までの気持ち、

 

今こうやって元気に話せてるのが、奇跡みたいな内容やった。

 

 

 

 

 

その中で特に印象的やった言葉書いとくな。

・抗がん剤治療するぐらいなら首吊って死んだほうがいい。

・自分の未来なんて考えられなかった。

・なんでおれだけ。

 

 

その中で一番心に残ってる言葉が、、、

「頑張らないことを頑張る。」

 

これはただの怠け者の発言じゃない。

生死をさまよって押しつぶされそうになった人が、必死に生きてきたからこそ言える言葉やと思う

 

 

 

 

 

 

 

 

翌日、学校の先生に顔合わせしに母校へ!

 

1年ぶりやな!

 

 

グランドが人工芝なってた!!

 

 

 

ちょっと緊張気味の佐野さん。笑

 

まぁそらそうやわな!

 

担当してくれたのは、保険室の若杉先生と僕が高校生の時に英語の担当してくれてた泉谷先生。

 

 

 

「いのちの授業」を始めた経緯、

今の生徒の状況、

生の声を生徒に届けたい、

 

ほんといろんな話しをしてくれた。

 

改めて思う。

ええ学校に行かせてもらえた。

 

父ちゃん母ちゃんありがとう!!

 

 

まさか、

旅に出てそれを母校で話して、

旅に出てそこで出会った人と一緒にここにきてる、

 

そんなこと10年前絶対考えてなかったな。

 

 

 

 

佐野さんが今元気に生きてくれてる。

そんな奇跡の連続で今日って1日があるねん。

 

いろんな友達が、

いろんな経験して、

いろんな話をしてくれて、

僕の幅を広げてくれる。

 

ほんと友達って何よりも大切やな。

 

 

 

 

 

 

帰りに、

ずっと会いたかった購買部のやよいちゃんに会いに行って、

 

 

食堂でご飯食べて帰宅。

 

 

 

なんて素晴らしい日だ!

 

 

 

 

 

 

 

 

3月が授業当日。

 

彼にとっての大きな第一歩!

 

ほんまいい時間にしてほしいな。

 

 

子供達はどんな気持ちで聞いてくれtるんやろな!

 

 

 

 

 

 

 

「頑張らないことを頑張る。」

 

すげー奥が深い言葉。

 

 

 

1/100000000を引いた男の話を聞いたら、なんでもできそうな気がしてきた!

 

 

 

 

 

 

 

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